行ったり来たり。
冬の雪。春の日差し。冬の静けさ。春のささやき。
この時期は、冬と春行ったり来たりする。
こんなに寒かったり暖かかったり、
雪降ったり溶けたりして、
芽を出し始めてる植物や、冬眠から目覚めようとしている動物達、
自然の中の営みは大丈夫なのかな、なんて思うんだけど、
「最近は行ったり来たりだね」っていう会話、
毎年のように交わされてる気もするから、
移り変わり、というのは、実際はスムーズなものじゃなくて
実は行ったり来たりであたふたな経緯なんだけど
一年というもっと長い尺でみたらスムーズに見えるだけなのかも。
点画の一個一個の点は孤立してるのに、
遠くから見たら全て融合したスムースなアート、みたいな。
もう暖かくなって、植物育てようかな、
動物達の子供達を迎えようかな、
うーん、いや、まだちょっと早いかな、
いやいやもう十分土も休まっただろう。。。
なんて優柔不断な議論を、自然さんも悶々と考えている、
そんな時期なのだろうか。
人も皆変化の前には行ったり来たり。
こうだ!と思っても、やっぱそうかな、うーん、とか悩んじゃう時もある。
でも、季節は動いてるから、心が決めた方を本当に欲していて、
準備はできていると潜在的に分かっていれば、
悩むことがあって冬に一時的に戻っても、また春に向かう、
と思う。
私という地球上での季節の移り変わりはとてもゆっくりのようだけど、
日々日々春に向かっているなぁと感じる。
春という時期に一年の始まりを置く日本の文化も、
素晴らしいな、と思う。